META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE" 脱「テレビ」宣言・大衆演劇への誘い 市川おもちゃ劇団
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2017-02-27

劇団素描・「市川おもちゃ劇団」・《芝居「大江戸出世小唄」》

【市川おもちゃ劇団】(座長・市川おもちゃ)<平成20年1月公演・名古屋鈴蘭南座>
表看板によれば、座長・市川おもちゃ、太夫元・市川恵子、座員・市川司、市川やんちゃ、市川大地、市川久美子、市川舞子、市川やよい、大川龍子、ベビーナナミ(子役・2歳)、市川美代子(裏方)、市川美幸(照明)、サンゴ勝美(木戸)という構成メンバーである。劇団の中心は、太夫元・市川恵子、その長男、座長・市川おもちゃ、太夫元の朋輩・大川龍子である。芝居「大江戸出世小唄」は、大衆演劇の定番。浪速から江戸に出てきた歌舞伎役者・中村雪之丞(市川恵子)は、江戸の看板役者(大川龍子)からいじめられ、あと半月の舞台を無事に務められるかどうか、自信が持てなかった。一番弟子・中村霙(市川やんちゃ)に慰められ、励まされもするが気分は晴れない。そんな時、一人の「お菰」(市川久美子)から声をかけられる。「私でよければ、贔屓になりましょう。江戸中683人の『お菰連盟』が、お味方しますよ」。雪之丞は大喜び、五文の祝儀を頂いて帰路についた。そのことを、霙に報告するが、「お菰さんの御贔屓なんて、聞いたことおまへんがな」と一蹴される。そこへ訪ねてきた悪臭紛々たる男(座長・市川おもちゃ)、霙は鼻をつまんで追い払おうとするが、雪之丞は歓待する。「こんなところまでわざわざ御足労頂きありがとうございます」。上座に案内、話を聞くと、男いわく「私は『お菰連盟』の統領、これからはあなたの贔屓になってもよろしいか」、雪之丞いわく「願ってもないこと、よろしくおたの申します」、霙、たまらず「師匠!やめときなはれ、こんなむさ苦しい連中の御贔屓なんて、見たことも聞いたこともおまへん」。雪之丞「おまえ、何てこと言うんや。どんなお方であっても御客様は御客様、そんなにお金持ちの御贔屓が欲しいのなら、とっとと、浪速にかえるがよい!」。男、「ますます気に入った。私の杯を受けて下さい」と言いながら、薄汚れた徳利から、持ち合わせの欠けた茶碗に、腐った酒を注ぎ入れる。それをありがたく頂戴し、一気に飲み干す雪之丞。顔をしかめてみていた霙も、酒はもとより、腐った肴(ちくわ)まで相伴させれる羽目になった。男が帰った後、霙は雪之丞に言う。「師匠、もうあなたにはお仕えできません。お暇を頂戴いたします」。雪之丞、「そうか、それもええやろ、浪速に帰って立派な役者になりいや・・・」泣く泣く別れる師匠と愛弟子、一人残された雪之丞にもはや生きる力はなかった。瞑目し自刃しようとしたその時、霙が血相をかえて飛び込んでくる。「師匠!何をしますんや!やめてくんなはれ」「おまえこそ何をするんや!危ないやないか」と言いながら出刃包丁をもぎ取り合う。霙、必死に「師匠!聞いてくんなはれ、今、小屋の前に行って驚きました。師匠の名前が入った幟がぎょうさん立っておりまんねん」「何やて?」「これまで一本もなかった師匠の幟が立っておりまんねん」「私の幟?・・・何本?」「三千本!!」それはオーバーだが、さっきの男の仕業に違いない。実を言えば、『お菰連盟』の統領とは、大江戸八百八町にその名を知られた新門辰五郎、その人だったのだ。
 市川恵子を中心に、市川おもちゃ、やんちゃとの「絡み」(間のとり方、呼吸の合わせ方)は絶妙、仇役・大川龍子の「貫禄」、汚れ役・市川久美子の「表情」「セリフ回し」も光っていた。まさに大衆演劇の伝統を継承した「至芸」といえるだろう。
大江戸出世小唄大江戸出世小唄
(2005/11/23)
うめ吉

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